自分でタイヤ交換するとき、トルクレンチは必須です。
でも、

トルクレンチって、どうやって使えばいいの?
という方も、多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自動車のタイヤ交換でのトルクレンチの使い方を、プレセット型で具体的にご紹介します。
「今度のタイヤ交換で、トルクレンチを使ってみよう!」という方は、ぜひご覧ください。

- 【タイヤ交換でのトルクレンチの使い方1】トルクレンチとは?なぜタイヤ交換に必要?
- 【タイヤ交換でのトルクレンチの使い方2】具体的な設定方法と使い方
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:準備]タイヤ交換し、レンチである程度ナットを締めておく
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順①]ロックツマミを「反時計回り」に回して、ロックを解除する
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順②]グリップを回して、トルク目盛りを「締めつけトルク」に合わせる
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順③]ロックツマミを「時計回り」に回して、グリップをロックする
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順④]ドライブ角に、ホイールナットのサイズに合ったソケットを差し込む
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑤]「回転方向切り替えレバー」を右回転に寄せる
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑥]ホイールナットにソケットをしっかり差し込む
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑦]「カチッ」という音がするまでナットを締めつける
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑧]グリップを回して、トルク目盛りを一番低いところに合わせる
- [タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑨]本体の汚れを拭き取り、ケースに入れて保管する
- Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの「トルクレンチ」人気ランキング
- まとめ:トルクレンチの正しい使い方を使って、安全なタイヤ交換を
【タイヤ交換でのトルクレンチの使い方1】トルクレンチとは?なぜタイヤ交換に必要?

トルクレンチとは、「ボルトやナットを指定されたトルクで締めつける」ための工具です。
そしてトルクレンチは、タイヤ交換に必須。
それは、ホイールを固定するナットの締めつけに、適正なトルクがあるため。
締めつけが弱いと、最悪の場合がナットが外れ、タイヤ脱落事故につながることに。
また締めつけが強すぎると、ハブのボルトに負担がかかり続けます。
その結果ボルトが折れ、タイヤ脱落事故につながる可能性も。

トルクレンチがタイヤ交換に必要な理由を、よりくわしく知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
ちなみに僕も使っている、おすすめのトルクレンチはこちらです。
【タイヤ交換でのトルクレンチの使い方2】具体的な設定方法と使い方
次に、具体例として「トルクレンチのタイヤ交換での使い方」をご紹介します。
ここでは、下図のプレセット型トルクレンチ E-Value「ETR4-200」を使用します。

[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:準備]タイヤ交換し、レンチである程度ナットを締めておく
トルクレンチを使う前に、タイヤ交換し、レンチである程度ナットを締めておきます。
トルクレンチでもナットを締めることはできますが、トルクレンチは精密機器。
ナットの締めつけは通常のレンチで行い、最後の仕上げのみトルクレンチで行いましょう。
タイヤ交換の方法については、こちらの記事でわかりやすく解説しています。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順①]ロックツマミを「反時計回り」に回して、ロックを解除する

本体下部にあるのがロックツマミ。
反時計回りクルクルとまわせば、ロックは解除されます。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順②]グリップを回して、トルク目盛りを「締めつけトルク」に合わせる

ナットの締め付けトルクは、お乗りの自動車の取扱説明書で確認してください。
たとえば、Honda N-BOXなら「108N・m(11kgf・m)」と記載されています。
そしてトルクレンチ側のトルク値は、主目盛りと副目盛りを足した値になります。
たとえば、下写真なら100+0=100N・mです。
108N・mにするためには、グリップをもう少し右に回します。

下写真が108N・mの状態です。

[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順③]ロックツマミを「時計回り」に回して、グリップをロックする

ロックつまみが止まるまでしっかり回すことで、ロックされます。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順④]ドライブ角に、ホイールナットのサイズに合ったソケットを差し込む

ソケットの根元まで、完全に差し込みます。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑤]「回転方向切り替えレバー」を右回転に寄せる

トルクレンチをタイヤ交換にしか使わないのであれば、レバーはつねに右回転に寄せておきます。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑥]ホイールナットにソケットをしっかり差し込む

浅いと、ナットをナメしてしまうこともあります。奥まで完全に差し込んでください。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑦]「カチッ」という音がするまでナットを締めつける

必ずグリップ部分を握って、ナットをしめつけます。
グリップ以外を持って行うと、トルク値が狂うことがあります。
ナットを締めつけると、「カチッ」と音がして、レンチ本体に軽いショックがあります。
その時点で、締めつけは終了してください。
「カチッ、カチッ」と2度鳴らすと、それはオーバートルク(締めすぎ)です。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑧]グリップを回して、トルク目盛りを一番低いところに合わせる

ロックつまみを回してロック解除後、グリップを回して最小測定値「40N・m」に合わせます。
その後、再度ロックつまみをまわして、グリップをロックします。
[タイヤ交換でのトルクレンチの使い方:手順⑨]本体の汚れを拭き取り、ケースに入れて保管する

トルクレンチは精密機器です。
落として衝撃を与えると、測定値が狂ってしまうこともあるため、必ずケースに入れて保管しましょう。
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「どのトルクレンチがいいか」を選ぶときの参考にどうぞ。
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まとめ:トルクレンチの正しい使い方を使って、安全なタイヤ交換を
今回は、E-Valueのプレセット型トルクレンチ「ETR4-200」を使用して、タイヤ交換での具体的な使い方をご紹介しました。使い方のポイントが、ご理解いただけたでしょうか。
タイヤ交換にトルクレンチは必須です。正しく使って、ぜひ安全なタイヤ交換を行ってください。
◆「”車のサブスク”と”カーリース”の違い」を知りたいときは、記事「「車のサブスク」と「カーリース」の違いて何?」をご覧ください。
◆「おすすめの電動工具」を知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
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